2005 ワンピース
ONE PIECE THE MOVIE“オマツリ男爵と秘密の島”
今年はかなり面白かったです〜!
まぁー、ちょっとワンピっぽくないと云えば、ぽくない感じもしましたけど。(^-^;)

毎年、友人とのスケジュールがなかなか合わなかったりで上映期間終了近くなってやっと観れたー
って事が多かったんですが、今年はかなり早々と観に行けました。(封切り1週目やもんね!)
入場者プレゼントの“のび〜る手”も貰えちゃいましたもんねぇ。初めてちゃうかな。
早く観に行けても“大っきいオトモダチ”にはくれないモンかと思ってましたし。(^-^;)
年齢に関係なく、ちゃんとくれる所もあるんだなぁ。(笑)
で、早く観れたからってわけでもないですが、今年は感想書くのもちょっと早めに...
といっても去年師走間近まで放ってたのに比べたらってだけで、全然早くないですけど。(^-^;)
(思う事は色々あって早く書きたい気持ちはあるんですが、なかなか時間がないんですよねι
 でも張り切って、お花の壁紙は作ってしまいました。<笑> 不慣れで配置悪いけどι)
そういや、上映期間中に行ったインテックスのイベントでも、今年は映画本多かったです。
今まで映画本なんて出てるの全然見かけたことなかったと思うのに...。
単に萌え要素だけじゃなく、モノを創る人の心に響く何かがあったからかなって思えるし、
やっぱりそれだけ面白い映画だったって事になるんでしょうね。

何が良かったって、まずは“動き”ですねー。
なんか、キャラがかなり生き生き動いてる感じがしました。
今回のキャラデザインは、原作の尾田絵ともTVアニメの小泉絵ともずいぶん違う絵柄で
人によったら「こんなのルフィ達じゃない!」とか云いそうかと思うぐらいでしたが
キャラをよく動かすのには向いてる感じの絵でしたよね。
いくらめっちゃ描き込まれてて美麗な絵でも、動きがなくて止め絵ばっかりの紙芝居状態では
アニメとしてつまんないですもん。やっぱアニメは動いててナンボですし。(笑)
ただ動いてるだけじゃなくてちゃんと演技させられてるアニメを観れる事って少ない気がしますしね。
それから“動き”にも関わってくる事ですが、演出的な部分もかなり良かった気がします。
なんか、今年は凄く“映画らしい”なぁって思ったりして。
去年辺りはどっちかというとTVのオリジナルの延長って感じでしたからねぇ。(^-^;)
空に飛行機雲が伸びて行くかのように、海を進むメリー号を真上から遠景で...ていう画とかなんて
映画の始まりに相応しいような...。ちょっとスピード早すぎて高速艇かよ!?って思いましたが。(^-^;)
キラーン☆ってなってるナミさん達の3回繰り返しとか、音楽と完全にシンクロしてる動きとか
コミカルな部分でも面白いトコ多かったし。いろいろ芸が細かい!って感じもしました。(笑)

映画の予告やジャンプの映画情報に載ってたのはオマツリ男爵とその仲間ばかりで
それ以上の予備知識がないまま映画を観たので、チョビヒゲの船長やお茶の間海賊団が登場して
しかも、かなり重要な役割果たしてたのにはちょっと驚きました。
そういう意外性も面白く感じた要因かもしれないです。
お茶の間海賊団のパパががんばってる様は、クレヨンしんちゃんの映画のように
子供を連れてきたお父さんの涙を誘おうとしてるやろ!と思えてならなかったですが(笑)
「チョビヒゲ!」ってシーンとかには、やはり泣けました...。
ルフィが精神的にもダメージ受けてボロボロになって、ゲストキャラに励まされながら闘う
っていうのは、本来の“ワンピース”とはかなり違う...というか
いつもの、身体はボロボロになっても心は決して折られずに敵をぶっ飛ばしてくれる爽快感!
みたいなのがなくて、確かにちょっとフラストレーション溜まっちゃう感じでしたけど(^-^;)
でもまぁ、こういうのもアリかなーって私的には許容範囲内です。(笑)
賛否両論もあるようですけど、せっかくの映画なんだから独自の描き方があってもいいだろうし
ひとつの映画作品としては面白く観れましたし。
ただ、闘ってる時のルフィ、特に全身に矢が刺さってるのとかは見てるだけで痛そうだし
白目剥いてる姿はコワイわ、リリーの顔にブツブツが現われて姿が変わるシーンもキショかったし、
友人なんかは、子供が見てトラウマになりそうじゃないかと心配してました。(^-^;)
ウチの甥っ子が見たら、絶対母親の後ろに隠れてそうです。(笑)

あと、最後の終わり方がちょっと腑に落ちないというか、えっ?コレで終わり!?って感じでしたね。(^-^;)
エンディングロールが流れても誰も席を立たなかったのは、きっと最後にオマケ映像みたいなのが
流れるんじゃないかって、みんな期待してたからに違いないと思います。(笑)
ていうか、エンディングロールの時にでもその後の事がわかるような画を流してくれたらいいのに。(^-^;)
チョビヒゲの船長やお茶の間海賊団の人達と別れて、また航海に出るシーンとかさ...。
時間が足りなかったのかもしんないけど、ちょっと尻切れトンボの感が拭えないですね。
その辺の足りない部分とかは、小説版の方で補足されてるという話も聞いたので
買って読んでみたいなとは思いますが。(今までの映画のは全然買ってないのにι)
あと、DVDも出たら買って何度も繰り返し細かいトコまで観てみたいかも...。(笑)

来年もまた映画はあるんでしょうかねぇ?
去年の事があったので今年は正直それほど期待してなかったら意外とかなり良かったって
感じなのですが、来年はさらに今年を越えてくれるといいですよねぇ。


ていうわけで...
キャラの動きや演出も良く映画としては面白く観れたけれど、ちょっとワンピースっぽくなく思えたのと
終わり方が腑に落ちない感じだったって事で、評価は90点です。80点…って気もするけどオマケで。(^-^;)
 ↑映画のレビューリンクサイトさんでもらってきたんですが、期間限定サイトで登録は間に合いませんでした。(^-^;)
2005.05.26


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