2003 ワンピース
ONE PIECE THE MOVIE “デッドエンドの冒険”
今年も行ってきました〜。(^-^;)
今回、初の単独上映という事でスタッフの意気込みとかも感じられて、かな〜り楽しみにしてました。
初めてTVの映画予告で監督名見た時には「宇田鋼之介〜!?」って思わず叫んじゃいそうでしたもんね。(笑)
尾田センセが多大な信頼を寄せてて、TVシリーズが面白いのもこの人に拠る所が大きいと知ってからは
私自身も宇田監督にはかなり期待してたので...。
そして、期待どおり今年の映画はかなり見応え十分で面白かったです!
初っぱなの海軍の船上のシーンから、なんだか「あ〜映画だ〜」って感じがして嬉しくなっちゃいました。
立ち働く海兵の間を話しながら少佐と軍曹が歩く様子を俯瞰で…なんて、いちいち波によろめいたりとか
動きが細かくってさー。海兵もそれぞれ働いてるし。なんとな〜くEVAを思い出したりなんかもして。
(別に似たシーンがあるわけじゃないんですけど。)すいません、アニヲタで。(^-^;)

そんな細部まで行き届いてる描写とかにもスタッフの心意気を感じたけど、
なによりストーリーが、ちゃあんと“ワンピース”してたってのが1番デカいですよねー!
今までの、アニメのオリジナルストーリーって、面白くてもやっぱりなんかちょっと違うナーって
思っちゃう部分があったりしたんですけど...。行く先々で人助けとかして正義の味方っぽく
なっちゃったりとかっていうのは、本来のルフィ海賊団とはビミョウに違うような気がするんですもん。
結果的には他人を助ける事になるんだけど、アクマでもルフィは自分の心に素直に動いてるだけ
っていうのが、ヘンに道徳クサくないワンピースの魅力になってると思うし...。
まー、アニメは子供とその親が見る事を前提に作られてるせいもあるかと思うんですが。(^-^;)
けど、今回の映画はそういう点でもかなり原作どおりのワンピースだな〜って思えました。
悪い海賊をやっつけて弱い立場の人達を救うっていう従来のパターンとは違って、
まず、冒険!っていうストーリー設定がもう、ワンピースだーって感じですよね〜!(笑)
まぁ“冒険”っていう部分では、それほどレース中にあれこれ難関が待受けてたっていう
わけでもなくて、海賊同士の潰し合いが済んだら即ガスパーデの陰謀発覚って感じでしたけど
そこらへんは、時間の関係もあって仕方ないんでしょう。(^-^;)
ルフィとシュライヤ、それぞれの戦闘シーンにかなり時間かけてたしね...。

いやー、今回はほんっとルフィ、それにシュライヤがカッコいい!っていう映画ですねー。
サンジさんとゾロの活躍シーンが思った以上に少なくて、
その点ではちょっぴりモノ足りなく思えてしまったくらい...。(^-^;)
他サイトさんで「ゾロサン的にはあまり萌えれないけど…」っていう感想を見かけたんで
腐女子が喜ぶ要素が少ないだけかと思ってたら、普通にサンジさん好きゾロ好きとして
トキメけるシーンも少なくて、かなり脇役に徹してる感じでしたもん。(涙)
和船風の海賊船に乗り込んで、対になった船首にどーーん!!と立った姿には、
カッコいい〜〜!ってメロリン状態でしたが、その後の戦闘シーンはアッという間に
終わっちゃったし。(クソ海王類め〜、ジャマしやがって!って心境でした。/笑)
サンジさんがアナグマを諭す?シーンとか、ゾロが「俺達の船長を信じよう」って云うトコとか
それぞれの“らしさ”が出ててカッコいいシーンは端々にありましたけどね。

腐女子の間では、きっとシュライヤの人気が急上昇なんだろうなぁ〜。(笑)
アニメのオリジナルで、いやもしかしたら原作でも、ここまでカッコいい系のゲストキャラって
いなくなかったです?エースやシャンクスはゲスト的なキャラとは少し違うし、
(今後も関わってくる重要キャラと思うし)それに3枚目要素も含んでるし(笑)
コーザは思ったよりヘタレやったし(爆)ワイパーはちょっと凶悪やし(^-^;)
あえて云えばペルくらいかなぁ...。2枚目っていうんじゃないキャラでなら、
カッコいい人いっぱいいますけどね〜。ゲンさんとかMr.9とか、あと女性陣も!
シュライヤはルックスもイケてるし、過去を背負って1人生きてきたって辺りもウケそうだし
前半のザコ相手の戦闘シーンとか、かなりカッコ良かったですよねー。
個人的にカンフーアクションとかに弱いんで...。(^-^;)
できれば、そのアクションシーンをもちっとサンジさんにも分けて欲しかったけど。(苦笑)
あ、声もなんだかカッコよかったなぁ...。
しかし、妹は8年前とあまり変わってないようなのに、兄1人だけえらく成長してないか!?
って思ったりもしました。(^-^;) 苦労したってことなのか!?(笑)
先にパンフレット買って読んだら、アナグマが実は女のコだとかシュライヤと生き別れの
兄妹だって事がわかってしまったんですが(あえてあらすじは読まないようにしてたのにι)
知らないままで映画見てたら、もっと驚けて感心できたかもな〜って思います。

…と、ついシュライヤについて長く書いてしまいましたが(^-^;)
今回の映画は、やっぱりなんといってもルフィ〜!!って感じですよねー。(笑)
もう、いかにも主役!堂々たる主役!!って感じ。(笑)
そこがまた、ちゃんと“ワンピース”してるって思える所なんだろうなぁ...。
脇キャラに食われてる主人公が多いような昨今(^-^;)、ルフィはここぞって時に
バッチリ決めてくれるオトコマエさが魅力のカッコいい主人公だと思うし。
でも、掴み所がない部分があって、ちょっと描きにくいキャラでもあるかと思うんだけど、
今回の映画では、ちゃあんと“ルフィ”でしたもんね。(笑)
それが、なんか嬉しい感じです。
アニメスタッフの人達も、ウチらが魅力を感じて望んでるモノをちゃんとわかってくれてるんだなって。
あとは、ナミさんがすごくイイ感じでしたよね〜!かなり活躍してましたね。
レース開催を嗅ぎつけて交渉したり、生きる希望を捨ててるアナグマに怒ったりとか、
重要ポイントはナミさんが押さえてる感じだったし...。
ゾロの首絞めたり、ちょっとやり過ぎっぽいトコもあったけど。(^-^;)
「ルフィ海賊団、エントリーよ」ってセリフ聞くのを楽しみにしてたのに、実際にはなくて
あれは予告だけだったのか〜っていうのが、少し残念でした。

今年は、いつも一緒に観に行ってる友人となかなか都合が合わなくて、
とりあえず、先に1人で観に行ってしまいました。(^-^;)
おまけフィギュア欲しさに地元の映画館で前売り券買ったら、
全国共通じゃなくてがぼーん!!だったんですが、友人と一緒に観た後、
もう1回観に行ってもいっか〜と、どちらにしろ2回観に行くつもりだったんで...。
できれば、初回は友人と一緒に観て感ドゥーを分かち合いたかったんですけどねー。(笑)
平日とはいえすでに春休みに突入していて、しかもちょうどジャンプの日だったせいか
狭い地元の映画館は子供でいっぱいでした。それも小学校3,4年までくらいの...。
子供に混じって1人で観る分には、もう開き直ってるから別にいいんだけど(^-^;)、
上映中、やたらウルサイのが難点って感じでした...ι 怒ってるナミさんとか、
バタバタしてるウソップとかって、子供にすごいウケて笑いが起きるんですね〜。
それはまだいいけど、回想シーンの子ルフィがシャンクスと別れるシーンとか、
いくら鼻水垂れて泣いてるっていっても、 そこは笑うトコちゃうやろー!!って。
せっかく、こっちは感慨にふけってるのになーってトホホ気分です。
ま、仕方ないんでしょうけどね...。(^-^;)

今度、2回目観る時にはもうちょっと静かに観れるといいなぁ...。
で、2回目観てまた何か思った事があれば書き足すことがあるかもしれません。(笑)
来年はドゥーなるでしょうねぇ...。
映画観る前は、今年そんなに気合い入ってる映画を作ったらもう燃え尽きてしまって
来年また単独上映作品を作る程の気力やネタが残らないんじゃないだろうかって、ちょっと
心配な気もしたんですけど、実際に映画観たらまだまだ大丈夫かなって感じはしました。
今度は、サンジさんやゾロもも少し活躍するのを作って欲しいっていう、
単なる腐女子的願望かもしれないですけどね。(^-^;)
2003.03.29


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